デイトレ持論0004 銘柄選びの変化

卑しい卑しいわたくしめごときが銘柄選びについて語るなど、言語道断、100年早いことは分かっているのですが書きます。

資金が200万円程度の自分の話になります。

まず、デイトレを始めた当初は1株100~200円程度で、そこそこ出来高のある銘柄を好んで選びました。

具体的には、Nuts(7612)やフィンテック(8789)や堀田丸正(8105)やビート・ホールディングス・リミテッド(9399)やシンバイオ(4582)です。

選んだ理由は、「たくさん買えるから」です。

例えば購入金額100万円だと、1株100円の銘柄は10000株買えますが、1株1000円の銘柄だと1000株しか買えません。

前者は1ティックで10000円、後者は1ティックで1000円。

浅はかな私は「前者の方が絶対稼げるじゃん!」と安易に考えていました。

「1ティックで1万円」

魅力的な響きですよね。1ティック抜きというやつです。

しかし、これが自分にとって間違いなのだと今では思います。理由は以下です。

  1. ボラリティ(値動き)が小さい
  2. 時間がかかる
  3. イチかバチか、天国か地獄

これらの株の場合、1日での値動きは小さく10ティックつまりマイナス5~プラス5ティックくらいとなることが多いです。

しかも、1ティック動くのに30分以上かかることも多いです。

例えば、板で売値が100円、買値が99円となっている場合。99円で買うのに30分並び、さらにそこから100円で売るために30分並ぶようなことも珍しくありません。

それでも順調に進めばまだいいのですが、自分が買う前に上がってもダメですし、自分が売る前に下がってもだめです。「下がるときに買えた」というのもダメです。

「1ティック抜き」というものが、実は(自分だけかもしれませんが)考えているよりも条件が厳しく、かなり難しいのです。実際には、ほぼ2ティックの動きが必要な気がします。

さらに、このあたりの銘柄は、(私にとって)トレンドが非常に読みづらく、上がるのか下がるのかまったく分かりません。

上がれば(手数料を抜いても)プラス1万円、下がればマイナス1万円の天国と地獄です。

手数料をざっくり500円と考えて、75%うまくいったとします。75%ということは4回のうち、3回成功で1回失敗ですので、成功9500円×3回と失敗10500円×1回です。((9500×3)-10500)÷4=4500円です。しかも、時間をたっぷりかけた上でのこの金額です。

予想外に下がってしまった場合には、ほぼその日で回復することは時間的にも無理です。

しかも、いきなり「あっ」という間に(おそらくたくさんお金と株を持っている誰かが)数ティック下げてくることもあります。

とにかく勝算が悪いのです。

なので、このあたりの価格帯の銘柄は最近は買っていません。(今ならもしかしたら勝てるかもしれないので買ってみようかな…)

ではどのような銘柄を買っているのか。

最近では、1株2000~6000円のものをよく買っている気がします。

たとえば1株2000円の場合、500株買えます。

ただし、出来高が高く、ボラリティ(値動き)も激しいものを選びます。

100ティック(100円)動けば5万円、200ティック(200円)動いてくれれば、10万円が獲得可能です。

こちらの方が値動きが読みやすく、予想と逆に動いたときにも500株であれば500円ずつ動いていきますので、途中で撤退・修正の判断もしやすいです。

また、価格も徐々に動きますので、体感的な長さも感じません。

もちろんこれだけでうまくいくわけではありませんが、1ティックで1万円マイナスになってしまうトレードよりはリスクが小さいと思っています。

今後トレードを続ければ、経験や資金も変わり、トレードのスタイルも変わると思いますので、ターゲットにする銘柄の価格帯も変わると思いますが、とりあえず現時点ではこのあたりがやりやすいと考えています。